この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
KOIBUMI
第28章 自分じゃない・・・自分
凛said
花・・・。
こんなに寒いのに・・・。
頑張って咲いてる花。
綺麗だな・・・。
しゃがみ込んでその花をジッと見つめた。
・・・・・・。
さっき、・・・入院して初めて自分の顔を見たの。
青い痣が残っていて・・・目は腫れてて・・・。
頬も腫れてて・・・。
自分じゃないみたいだった。
顔が曲がって見えて・・・。
怖くなった。
ギュッと膝を抱え涙を堪えると・・・。
フワッと私の肩に何かが掛かった。
・・・・・。
それは私の大好きな香りがするものだったの。
ゆっくり顔を上げると・・そこには・・・。
私の大好きな・・・
大好きな人の顔。
・・・・・・///////
思わず首に巻いていたストールを引っ張って顔を隠した・・・。