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KOIBUMI
第6章 大嫌いと公開処刑(笑)
蓮見は俺を凄い目で睨んだ。
こんな顔見たことない・・・。
俺も何も言わないで蓮見を見た・・・・・。
すると・・・・。
どんなパンチより・・・強烈だった・・・。
殴られたわけじゃない・・・。
でも・・・・
「上原君なんて大嫌いっ!!!!!」
・・・・・・
時間が止まったようだった・・・。
パタパタと走って教室を出て行った。
教室は静まり返って・・・・・
俺は・・・下を向いたまま立ち尽くした。
カタン・・・・俺の目の前に置かれたグチャグチャの弁当。
「今日はー・・・コロッケとナポリタンだったーーーー・・。」
涼がそう言ってその横に少し汚れた観光本。
涼が持ってた紙袋を・・勢いよくひったくって・・・
弁当箱を突っ込んだ。
観光本も・・・。
こんなの・・・
いらねぇよ・・。
それを持って教室のゴミ箱に・・・・ドカッ・・・
「淳ーーーっ!!!!・・・お前いい加減にしろっ!!」
そう言ったのは半次・・。
・・・・。
うっせー・・・。
「・・・そうだよ、お前・・・今から謝れば・・・」
琢磨が走って言ってきた・・。
・・・・・ッッ!?
琢磨の胸元を掴み・・・・黒板に押し付けた。
「うるせーよ・・・・」
俺は・・・そのまま教室を出た。