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第14章 突然の出会いと2人の過去

仁said



俺はデスクで明日からの旅行の予定表を眺めていた・・・・。

「仁、・・・お前まだ帰らない？」


和也さんが荷物を纏めて言った。


あ・・・。


「あ～・・・もう帰ろうかな～・・・・。」


そう言って予定表を鞄に終い俺も席を立つと・・・・。


和也さんは笑って・・・・。


「お前今日ちょっと付き合わない？？(笑)横浜まで・・・・」


横浜？


あ・・・。


和也さんって実家横浜だっけ？？？


「いいっすよ(笑)明日いつもより時間遅いし・・・・実家っすか？？？」


俺が言うと和也さんは笑って・・・。


「ちょっとね・・・実家じゃないんだけど～・・・飯は奢るからちょっと付き合ってもらって良い？？？(笑)」


なんだ？？？


和也さんも謎だよな～・・・。


全く女の気配を感じさせないこの感じッ！！！


まぁ俺もだったけど・・・・(笑)


一緒にオフィスの奥のエレベーターの方に向かうと・・・。


「仁って兄弟いたっけ？？？」


・・・・・。


「年が離れた弟がいます・・・・今年高校卒業するんで～・・・１８？？？」


俺が言うと和也さんは笑って・・・。


「仲良い？？？(笑)」

弟ね～・・・。


「なんか帰ると小遣いくれってウゼーからあんま連絡とってない(笑)」


「小遣いくらいやれよッ(笑)(笑)」


俺等はそんな会話をしながら到着したベーターに乗り込んだ。