この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Tweedia~~信じあう愛
第14章 突然の出会いと2人の過去
店の外に出ると仁が面白く無さげな顔をしてガードレールに寄りかかっていた。
その前には金を数える男二人・・・・。
「仁・・・なんかあった??」
俺が近寄って行くと仁は顔を上げて・・・・。
「いや~・・・・ちょっと~・・・・」
ちょっと????
すると、・・・・。
「確かに30万・・・お兄さん悪いね~・・・・」
男二人はそう言って店内へ・・・。
え???
30万ッ???
仁の顔を見て・・・。
「何お前・・なんかあったろ???」
そう言った時・・・・。
「あのぉっ・・・・・」
??????
俺の後ろから震えた声を絞り出したような感じで声を掛けてきた・・・女の子???
俺が振り返り・・・仁が顔を上げた。
そこにはさっき・・・泣きながら店内に戻って行った女の子・・・。
もう涙は拭いたのか目を少し潤ませていて・・・カジュアルなデニムにカットソーにジャケットを羽織って髪をまとめたままで・・・そんな風貌に似合わない地味な眼鏡をした女の子・・・・。
チラッと仁を見ると・・・・。
仁はその子を見て・・・。
「変なの拾った!!和也さん、飯コイツ連れてっていいっすか?」
・・・・・・。
仁????
仁がそう言うと女の子は手を胸の前で振って・・・・。
「あのぉっ・・・私大丈夫ですッ・・・お金お返しするので連絡先だけ交換できますかッ????」
・・・・・・。