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Tweedia~~信じあう愛
第22章 籠の中の鳥
腕が・・・
痛い。
夕方17時過ぎにアパートを出て駅まで歩いた。
体中が・・・。
痛い・・・・。
空を見あげると・・・。
故郷が恋しくなる。
お母さん元気かな。
「はぁ・・・・。」
ため息をついてまた駅までの道のりを歩いた。
如月幸
幸せになってねと・・・母が付けてくれた・・・。
幸せな名前な筈でした。
でも・・・今自分が幸せか分かりません。
何処に行ったら私は幸せになれるんだろう・・・・。
気を緩めると・・・浮かぶのは・・・・。
あの人の顔。
携帯を出し・・・あの人からの留守電をたまに聞くの。
『モタ子?---・・・・・モタ子元気?』
・・・・・(笑)
この・・・留守電は・・・・。
私のお守りです。