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Tweedia~~信じあう愛
第22章 籠の中の鳥
川崎駅で降り・・・向かうのはあるビルの3階・・・・。
エレベーターは無い為階段で上に向かう。
ゆっくり重い足取りで3階に行くと・・・・。
バンッ・・・と、思い切りドアが開いた。
・・・・・ッ?!
思わず息を飲むと・・・・。
そこから出てきたのは・・・・。
同じアパートで暮らす優里・・・。
「優里・・・どう・・したの???」
私が言うと優里は一回部屋の中を見て・・・・。
「今まだ誰もいないから・・・話そうッ・・・・」
優里は私の手首を掴みそのまま階段を駆け上がった・・・・。
雑居ビルの外階段・・・。
階段の下は・・・飲み屋やキャバクラや・・・風俗店が並んで見える・・・。
1つ上の階の踊り場に着くと・・・優里はポケットから煙草を出し・・・。
「吸う?」
そう言って見せてきた・・・。
「ん・・ううん・・・(笑)・・・だ・・・大丈夫・・・・」
私が言うと優里はタバコに火をつけ・・・。
「私・・・もう逃げようと思ってる・・・・」
え・・・・・。
逃げる???