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Tweedia~~信じあう愛
第22章 籠の中の鳥
優里は私の2歳下・・・。
ここに来たのは私の直ぐ後だった。
王子様が新宿で声を掛けたと言っていた。
優里はタバコを吸って・・・・。
「幸には話すけど~・・・私ね・・・デリの仕事してて知り合った人がいんの(笑)・・・その人が逃がしてくれるって言うの・・・。」
え・・・・。
「あの・・逃がしてくれるって・・・・大丈夫なの??危ない人じゃないの?」
私が優里の腕を掴み言うと・・・優里は外に煙を吐き・・・。
「幸・・・目覚ましなって・・・・アイツ等より危ない奴なんていない。アイツ等のが危ないんだよ?」
アイツ等・・・・。
「幸が何でアイツを信頼してるかは分からないけど・・・・私にはそれが理解できない。・・・・チクるならチクっていい(笑)・・・でも幸は・・・私の味方だって分かってるから・・・・・」
優里はニカッと笑って携帯灰皿に吸殻を入れた。
「優里ッ・・・あのっ・・・・あのぉっ・・・・」
私って・・・ダメな奴。
何も言えないの。
優里は私の方を見てまた笑って・・・・。
「幸も一緒に来る?」
・・・・・・。