この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Tweedia~~信じあう愛
第22章 籠の中の鳥
幸said
仁君のダウン・・・。
温かいな。
膝に掛けてくれたダウンの中に手を入れるた・・・。
首都高に乗ると仁君はメガネを掛け・・・・。
「何で西???(笑)」
あ・・・・。
何で・・・・。
ゴクっと唾を飲み込み・・・・。
「・・・・西の方・・・出身なんです・・・・」
鎌倉・・・から直ぐだけど・・・・。
「西の方って???関西じゃないだろ???どの辺?」
「あ~・・・えっと・・・近いんです・・・けど・・・あの・・・熱海・・・・です・・・」
私が言うと仁君は私の方をチラッと見て・・・・。
「実家が温泉旅館とかッ???(笑)(笑)・・・熱海近いじゃん!!帰らねーの???」
帰る・・・・。
うん・・・。
帰りたい・・・・。
「今は・・・まだ・・・・。」
私が言うと仁君は・・・。
「女の子は~・・・たまには顔見せてやんねーと・・・・かーちゃん寂しがるぞ?」
お母さん・・・・。
「そう・・・ですよね・・・」
お母さん・・・・元気かな・・・・。