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第32章 裏取引

幸ちゃんはかなり憔悴しきっていて・・・。




前に一緒に居た頃よりだいぶ・・痩せていた。



私は幸ちゃんの手を握って・・・。



「幸ちゃん、・・・このままじゃ・・・体がもたないから・・・少しで良いからご飯食べないと・・・(笑)」




幸ちゃんは何度も頷いて・・・私の手を握り返してきた・・・・。





「分かっているんです・・・分かってるんだけど・・・・。」




・・・・・・。




「幸ちゃん・・・」





幸ちゃんは涙をポロポロ流して・・・・。




「私・・・私・・・私・・・汚いから・・・・。」




？？？？？




汚い？？？




「何が？？・・・何が汚いの？？？」





幸ちゃんは私の手をさらに強く握った・・・・。





そして・・・。





「私・・・仁君と居るの・・・辛いです・・・・」





・・・・・・・。





幸ちゃん・・・・。





そりゃ・・・。





そうだよね・・・・。





でも・・・。





「幸ちゃん・・・・仁君の事・・・好き？？？？」






ギュッと両手で幸ちゃんの手を握った・・・。






幸ちゃんは辛そうな顔をして涙をポロポロ流した・・・。






幸ちゃん・・・・。






「私・・・・。」





・・・・・・/////////






「私・・・仁君が好きです・・・・。」







幸ちゃん・・・・。







「好き過ぎて・・・・。」






・・・・・ッ





「好きすぎて辛いです・・・・。/////////」