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第33章 結びを約束する2人と別れを選ぶ2人

俺は手紙を見て直ぐに部屋を出たッ・・・。





走ってエレベーターに・・・。




なんで・・・。




なんだよ。




アイツ何なんだよッ！！！








『仁君へ



仁君、ありがとう。



仁君、こんな私の傍に居てくれてありがとう。



言葉では言い表せないほどに・・・感謝しています。



でも貴方は私と一緒に居てはいけない人。



貴方にはもっと素敵な女性が似合います。



私が傍に居たら素敵な女性とも出会えなくなります。



仁君、数カ月間だったけど・・・私は貴方に出逢えて過ごせた時間が幸せでした。



お金は少しずつちゃんとお返しします。



仁君、さようなら』






・・・・・ッ？！





駐車場に着き急いで車に乗った。





アイツ何処に行きやがったッ！！！




急いで電話を掛けるが・・・。




出ない。




「くっそ！！！！」




ハンドルを叩き・・・一瞬・・・我に戻った・・・。




なんだよ・・・。





何でだよッ！！！！