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第33章 結びを約束する2人と別れを選ぶ2人

広いリビングには・・・。





誰もいない。




あれ？




寝てんのか？？？




俺はプリンと花束を持ったまま・・・。




コンコン・・・。




寝室のドアをノックした。





返事は・・・ない。





ガチャッ・・・。





扉をゆっくり開け・・・。




中を覗くと・・・。




・・・・・・・・。





バサッ・・・。





プリンが入った箱と・・・。





花束をその場に落としてしまった・・・・。






「幸？・・・・・・」





直ぐに寝室に入って・・・ベットの前に・・・。





そこには・・・。





綺麗に整ったシーツ。




布団も綺麗に整い。





誰もいない。





急いでもう一つの寝室へ・・・。





居ない・・・。





部屋中を探し回り・・・。





幸の僅かな荷物が無くなっている事に気付いた・・・・。





幸・・・・。





そして・・・。





ダイニングテーブルに一枚の手紙。





そこには綺麗な字で・・・。





仁君へ・・・。





と、





手紙が書かれていた。