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ほのぼのした時間を
第15章 バンド内ワチャワチャ

「おお、すげぇ…」

キャットタワーや箱の穴の中から猫が何匹も覗いて、ソロソロと距離を詰めてくる。
種類も様々な個性的な猫ちゃんばっかりや。

「おいでー」

チュールを差し出すと、2匹程寄ってきてチュールを舐める。
食べ終わると、撫でて欲しそうに手の平に頭をスリスリしてくる。

「あー、可愛いなー。なあ、ヨッ…」

後ろを向くと、寝転がったヨッシーに周りの猫が群がってきて、身体に纏わり付いていた。
その絵面が普段のクールなヨッシーとは思えやんくて…

「あー、堪らんなー」
「ブッ、アハハハハッ!!おもろ!凄い事なってんで。ツイッターに載せてもいい?」
「んー、別にええよ」

普段は撮られるの嫌がるのに、今日はええんや!
ヨッシーの気が変わらんうちに動画撮影して、「猫カフェなう」とツイッターに投稿した。

ーーーーーーー

俺も猫カフェを満喫して、家に帰ると愛猫のヤマトが珍しく出迎えてくれた。

「おお、ヤマトー、ただいまー!」

フイッ…

頭を撫でようとしたら、避けられてリビングに逃げられた。

「アレ?もしかして他の猫ちゃんの匂いがすんの?」

キャットタワーの最上段に登って、ジッと見下ろしてきた。

「え、ちょっとヤマトー!?浮気してきたと思ってる?ごめんって!!」

すぐにお風呂に入って、猫ちゃんの匂いを消すと、寄ってきてくれました。



ー完ー




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