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KOIBUMI 2
第9章 不安な気持ち
凛said
私はあの後慌ててホテルを出てとにかく北谷方面に歩いていた。
もう道は暗くて怖くて・・・・。
でもなんか不安だったの。
部屋で待っていられなかった・・・・。
トボトボ歩いているとコンビニの明かり・・・。
ちょっとホッとして駐車場の方に足を向けると一台の真っ赤な車が横に付いてきて・・・。
窓が開いた。
「おねーさん、一人????(笑)」
ナッ・・・ナンパッ???
首を横に振って早歩きをすると、助手席から一人が降りてきた。
「ねーねー、そんな怖がらないで~???こんなとこ一人で歩いてたら危ないよ??送ってあげるから乗りなよ(笑)」
・・・・・・。
私は顔の前で両手を振って断った。
「なになに??喋れないの????」
・・・・・。
どうしようッ・・・・。
ウンウンと頷いてまた両手を胸の前で振ると・・・。
「可愛い顔してるよね???(笑)観光客の子????」
・・・・・・ッ???
その人は近づいてきて私の肩を触った・・・。