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KOIBUMI 2
第2章 貴方の傍に行きますIN小笠原




凛said



なんか・・。


夜になると寒いな・・・・。


えっ???


私が今何処に居るかって???


あの店を飛び出してから街中をウロウロしたり・・・公園みたいなのを見つけ休んでいると・・・。



知らない人が声を掛けて来たりして怖くて・・・。


トイレにも行きたいしでもお店に入るお金もない。


結局暗くなりだしてまた街中を歩いていたら軽そうな男の人に声を掛けられて超怖くて猛ダッシュして・・・。


またスタート時に居たフェリー乗り場のトイレに居た。


広い駐車場にあるトイレ。



こんな時に初めて感じる。


トイレの個室のありがたみ。


便座に腰掛けじっとしていた。


たまに人の気配を感じると息を潜めて・・・・。


あ~・・・でも一晩中ここに居るの辛いな。


ホームレスの人っていつもこんな感じなのかな。



ビューッ・・・・と海風がたまに入って来て・・・・


ガタガタっとドアが揺れてずっとビクビクしていた。


時計を見るともう・・・21時過ぎ。


はぁ・・。


こんな筈じゃなかったのに。


明日沢ちゃんの店にまた行って警察署とかあるか聞いてみようかな。



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