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KOIBUMI 2
第24章 信じられる者
夜風が気持ちいい中、俺はバルコニーで煙草を吸った。
結城は碧を寝かしつけ中。
はぁ・・・。
淳がこの前連絡してくれた時言っていた言葉・・・・。
仲間内に情報を流すものが居るかもしれない・・・・と・・・・。
でもそれは、半次でも蒼太でも・・・一樹でも達也でもない。
多分大和と琢磨も違う。
淳がこの前沖縄に帰省することと、小笠原に行くと決まった時・・・・。
知らなかった奴だ。
・・・・・。
誰だ?
疑うのは嫌いだ。
でも・・・・。
前に内部に居た大悟が言ったその言葉・・・・。
そっちを信じていいのか・・・仲間を信じていいのか・・・・。
俺も分からなくなっていた。
夜風に当たり海を眺めながら煙を吐くと・・・・。
ガラガラッとバルコニーの窓が開く音。
振り返ると結城が笑ってバルコニーに出てきた。
「どうしたの???(笑)なんか悩んでる顔~・・・・」
・・・・・。
そう言って俺の隣に並んで海を眺めた。