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KOIBUMI 2
第26章 裏切者の切なる思い
由美said
・・・・・・。
明は息をしていた・・・・。
後部席で眠っていただけのようだ・・・。
私はバックを取り上げられて後部席の明の隣に座らせられた。
運転をする男は別の人間・・・。
片腕がない男は・・・振り返って来て私を見て笑った・・・・。
「あの人こんな美人の人と離婚してたんだね???(笑)勿体ない事したなぁ~・・・・」
気味悪い位ヘラヘラしやがって・・・・。
嫌な奴。
何が目的な訳???
私は明を抱えて・・・・。
「貴方・・・何がしたいの?あの二人が何処にいるかを聞いてどうするの?」
私が言うと男は笑って・・・・。
「別に??・・・(笑)俺の目標は淳と涼より上回る事・・・・達也も生意気で面白くない奴だって思ってたけど・・・まさか今チョイチョイ達也と会ってるお姉さんがあの人の元嫁とは思わなかったからさ・・・・」
・・・・・・。
「一石二鳥かな???(笑)」
何言ってんの???
「上回るって・・・何が???」
ギュッと明を抱き寄せると明は少し目を開けた・・・・。
「ママ・・・・」
ギュッと私にしがみ付いてくる明・・・・。
「・・・・アイツ等の女は全て食う!・・・結城もやってやったからな(笑)蓮見も・・・序にアンタも!!!」
・・・・・・・。