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KOIBUMI 2
第26章 裏切者の切なる思い
由美said
車は何処にもよらず渋谷の駅裏のホテル前に止まる・・・・。
「んじゃ、これ・・・また頼むとき電話する・・・・」
昌也は運転席の男にお金を渡した・・・・。
男はそれを受け取ってドアのロックを解除・・・・。
・・・・・。
私達どうなっちゃうんだろう。
明の携帯をまた明のポケットに戻し・・・ギュッと抱きしめると・・・・。
昌也は後部席の扉を開けた。
「さぁ、出ましょうか???(笑)」
・・・・・・・。
このまま乗ってるわけにはいかない。
相手はこの小さな男一人・・・しかも片腕はない。
隙を見て逃げるしか・・・・ない・・・。
私は明を抱っこし車を降り・・・昌也はそんな私達を見て笑う・・・・。
「そんな怖がらないで大丈夫ですよ???(笑)・・・もう直ぐ懐かしい人にも会えますから・・・・。」
は?
何言ってんの???
この不細工・・・・。