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KOIBUMI 2
第26章 裏切者の切なる思い




翔太はベットの脇に足首と手首に結束バンドで拘束され・・・。



顔は真赤になって腫れあがって頭から血を流していた・・・。


目を微かに開けて私を見る翔太。



私は口を抑えて・・・。



震えた。



この男腕一本無いのに翔太をこんな目にあわせたわけ?



昌也は笑って煙草を出し・・・。



「実はさ、・・・もうコイツ吐いたんだよね?」



え・・・・。



何が?



タバコに火をつけ笑いながら・・・・。



「昨夜アンタと明ちゃん誘拐してやるって言ったら、・・・・淳と蓮見の居場所吐いた(笑)」


・・・・・・。



「だから俺は明後日小笠原に向かう(笑)アイツらに会いにね~・・・・・」


・・・・・・。


「会って・・・どうするの??」


昌也は床に灰を落とし私の方を見た。



「淳をぶっ潰して~・・・その横で蓮見を抱くかな?(笑)」


何言ってんの?


昌也はまた灰をポンポンッと落としベットの脇で煙草を消すと・・・


翔太の上に煙草を捨てる。


・・・・・。


「俺、・・・そいつの前で女やるって超興奮するんだよね~・・・・(笑)」


・・・・・。


嘘ッ・・・・。



昌也は笑って・・・私に近づいた・・・・。



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