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KOIBUMI 2
第26章 裏切者の切なる思い
すると・・・・。
エレベーターのドアが開き・・・・。
凄い勢いで小さな女の子が飛び出してきたッ!!!!
ボフッ・・・と俺の脚にぶつかって来て・・・・。
「わっ!!・・・おい、大丈夫ッ???」
俺が慌ててしゃがみ言うと・・・・。
・・・・・・。
女の子はワンワン泣いて・・・・。
「ママがッ・・・ママを助けてッ・・・・・・」
俺とハルさんは顔を見合わせた・・・・。
ハルさんもしゃがみ込み・・・その子の肩を優しく摩って・・・・
「ねぇ、ママの名前は?言える???」
・・・・・・。
女の子は涙を流しながら・・・・・。
「うあ・・・う~ッ・・・ママッ・・・片桐・・・・うっ・・由美・・・・」
・・・・・・・。
俺は直ぐにその子を抱っこし・・・・。
「よし、ママの居る場所言える?お兄ちゃん達に教えてくれる?」
女の子は俺にしがみ付いて・・・・。
「うん・・言える・・・・・」
何だアイツ・・・。
何してんだ・・・・。
こんな小さな子・・・・何しやがったんだ・・・・。