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KOIBUMI 2
第27章 屈辱
ハルsaid
久々湊と龍に会ったけど・・・。
あいつ等出来あがってるな~・・・・。
ホテルのロビーに出ると・・・。
バタバタと怪しい男どもがホテルに入って来て・・・・。
俺等は思わず由美さんを隠した。
達也はその男達を見て・・・・。
「あれ、新宿のチンピラ???」
そう言った。
やくざは面倒くさい。
「そんな感じだな・・・・早く行こう・・・・。」
震える由美さんの肩を抱き・・・達也はホテルの外でタクシーを止めた。
「ハルさん・・・・先に行っててもらってもいいですか???」
・・・・・・。
「達也?」
由美さんを先に乗せると達也は拳を握って鋭い目をホテルの建物に向けた。
「達也君ッ・・・戻らないで?・・・ね・・・一緒に来て・・・・」
由美さんがそう言い達也は歯を食いしばった・・・。
俺は達也の肩を叩き・・・・。
「達也・・・今はあの二人に任せて・・・・由美さんの傍に居ろ・・・それが賢明だぞ????」
「・・・・ハルさん・・・・・」
お前が居ないと・・・由美さんが不安なの・・・・分かるだろ?
「達也・・・また改めてだ・・・取りあえず乗れ・・・・(笑)」
・・・・・。
達也は手を差し伸べている由美さんの手を握り・・・。
「はい・・・・。」
そう言ってタクシーに乗った・・・・。