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KOIBUMI 2
第30章 あの人の正体
湊said
なんだ・・・これ・・・・。
昌也は地面を張った状態で直ぐ近くに居る兄貴に銃を向けた・・・・。
このまま突っ込んで・・・銃がもし発砲されたら・・・・。
そう思うと・・・・。
何も出来ねぇじゃねぇか!!!!
凄い人が俺等を囲って緊迫した空気の中・・・・・。
凛さんが泣きながらフラフラと兄貴を覆うように近づいた・・・・。
「凛さん危ないッ・・・・・」
俺が言うと兄貴が凛さんを庇い・・・・・。
昌也はそれを面白そうに声を上げて笑った・・・・・・。
すると・・・・・・。
凛さんの横に居た・・・・真黒な・・・・大きな巨体の・・・・・。
女?
最初からずっと気になってたけど今はそれどころじゃない・・・・
でもそのデカい真っ黒い女が一歩前に出て・・・・。
言ったんだ・・・・・。
「撃ってみろ・・・・・。」
・・・・・・・。
叫ぶわけでもない・・・・大きな声でもない・・・・。
低い・・・冷静な声で・・・・。
撃ってみろと・・・そう言った。