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KOIBUMI 2
第30章 あの人の正体




凛said



・・・・・・。


玩具・・・・って事なのッ????


これって・・・夢じゃないの????


ギュッと淳の腕を掴むと・・・淳も私をギュッと抱えた・・・・。


大きなまち子さんは・・・・。


私達の前に立ちはだかり・・・・。


「アンタ・・・こんなに大騒ぎをして・・・・人を脅し・・・・町の人を怖がらせて・・・・なんなの?」


・・・・・・・。


ゴクっと唾を飲み込んだ。


宮里君はまち子さんで見えないけど・・・・。


ガサッと音がして・・・まち子さんから逃げる様に地面を擦る音・・・。


「お前ッ・・・最初から分かってて・・・分かってて・・・俺を煽ったなぁぁっ・・・・」


泣きそうに声を震わせて言う宮里君・・・・。


「これが玩具だと気付かない貴方もどうかと思うけど?」


・・・・・・・。


「おいっ・・デブ退けッ!!!そんなのなくても俺はッ!!!!!」


そう言って・・・まち子さんの向こう側で宮里君が動く気配を感じた・・・・。


まち子さんッ・・・危ないよッ!!!!!





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