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KOIBUMI 2
第31章 もう忘れたい
でも・・・。
怖いの・・・。
達也君が触る・・・自分の頬に手を持っていき達也君の手を払うと・・・。
達也君は優しく私の手を握った・・・・。
「由美さん・・・俺まだ東京に居るし・・・」
だから何???・・・・・。
「離して・・・・お願い・・・・・」
「由美さんッ・・・少しづつで良いから・・・・」
・・・・/////////
もう止めてよ・・・。
「もう逢いたくないの・・・達也君の顔・・・見たくない・・・・・」
嫌いとかじゃない・・・。
ただ・・・
貴方の顔を見ると・・・・。
胸が苦しい・・・。
「由美さん・・・」
お願い・・・。
もう放っておいて・・・・。
もう・・・貴方に逢えない・・・・。
貴方にあんな姿を見られた私は・・・・。
あの時・・・・。
殺されたも同然・・・。
達也君はゆっくり私の手を離した・・・・。
「ごめんなさい・・・・もう・・・・私に関わらないで・・・・。」
さようなら・・・。
貴方との事は・・・もう忘れる。
大丈夫・・・。
まだ・・・忘れられるわ・・・。
それ位の関係だった・・・・。