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KOIBUMI 2
第32章 さようなら、大好きな・・・小笠原・・・。
淳said
・・・・・・。
人を割って俺等の前に来たのは・・・・。
「大悟・・・・。」
大悟は帽子を取り俺と凛の前に立った・・・・。
思わず凛を庇うと・・・・。
大悟は・・・。
「・・・・淳さん・・・・本当に・・・・すいませんでした・・・・・。」
そう言って俺の前で頭を下げた。
・・・・・・。
「俺は・・・あのカフェに行った時もう昌也さんとは連絡を取ってはいなかった・・・でも・・・英輝からはたまに連絡が来て・・・凛さんのお兄さんと一緒に住んでる男を脅迫してると言うのは聞いていたんです・・・だからあの日凛さんには言った方が良いかなって・・・・。」
・・・・・・。
「俺は・・・本島でもう謝っても絶対に許してもらえないことをしました・・・・だからこの島で真面目に働いて・・・一生涯償います・・・・。」
・・・・・。
大悟はそう言ったまま頭を上げない。
「淳・・・・」
凛は俺の腕にギュッと掴まって大悟と俺を交互に見た・・・。
コイツも・・・・。
ある意味被害者なのかもな。
「大悟・・・・本当に反省をしてるなら・・・・。」
・・・・・・。
「反省だけではなく・・・人の為に尽くして・・・人を幸せにしろ?」
大悟は肩を震わせて頭を下げたまま頷いた・・・・。
「そして、・・・自分を大事にしろ・・・・自分を大事にできない奴は・・・人を幸せに出来ねーぞ???(笑)」
それは・・・。
自分にも言えること。