この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
KOIBUMI 2
第4章 一緒に居たいの
原田さんは部屋にあったメモ帳に不動産屋さんの電話番号と場所を簡単に書いて置いて行ってくれた・・・。
家か~・・・。
まぁ・・・いつまでここに居るかは分からないけど・・・。
ずっとホテルって訳にもいかねーし・・・。
まさか宏太の部屋に凛と世話になるとかあり得ねーしッ(笑)
原田さんが出て行った後も凛は部屋中走り回って・・・・(笑)
今はやっと・・・・テラスで海を眺めて落ち着く・・・・。
俺も煙草を持ってテラスに・・・。
はぁ~・・・マジでコイツと一緒にずっと居られるんだ・・・・。
そう実感すると・・・・なんか妙に・・・・。
昔みたいに・・・。
胸が鳴った。
綺麗な金色の髪を海風でサワサワと靡かせて凛は短くなった髪を耳に掛けた・・・。
後ろから近づくと・・・やっぱり変わらない・・・。
全く気付かず海を眺めている・・・。
いつも俺が後ろから近づいても・・・コイツは気付かないんだ・・・・。