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もしもシリーズ〜自作品のキャラ達のラブシーン満載。
第7章 君熱 ハレンチ兄さんの暴走
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「あー…、やっぱ降ってきたな…」
「うん…」
晴樹の呟きに苗は心なしかがっかりした声で答えた。
せっかくの五月の連休──
梅雨も近付いたせいか、晴天には中々恵まれない。
そんな中でのドライブ決行だった。
苗の手作り弁当を持参してフラワーパークへ向かう途中の車の中で、フロントガラスを伝う雨粒を眺める。
山道のせいか視界は狭く雨空のせいで辺りは少し暗くなっていた…
「しょうがない…車で昼にするか」
晴樹は車を止められそうな場所を見つけ、バックミラーを見ながらハンドルを操作した。