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もしもシリーズ〜自作品のキャラ達のラブシーン満載。
第9章 君熱 俺様王子失脚編
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無数の爆音が闇の中で共鳴する──
孔を開けた空吹かしのエンジン音が耳を裂くように辺りの空気を震わせていた。
「晴樹はどこいった?」
サラリとした髪を海風に靡かせ綺麗な顔を晒す。男なのに美人って言葉が妙にハマる。
鬼頭 貴志──
ここらでは名を馳せる喧嘩チーム“デスナイツ”の副総長。
貴志はたむろしていたチームのメンバーに晴樹の居場所を尋ねていた。
メンバーは湾岸線沿いの空き地の隅に停められた黒い改造車を指差した。
「なんだ、最中か!?…んじゃ邪魔できねえな」
貴志は呟いていた──
車体はぐらぐらと揺れ動く。
中では熱すぎる呼吸が車内の温度を上げていた。
「──……っ…聡美、もっと腰振れよ」
「ああっ」
上に乗せた女を下から突き上げる。聡美は身を捩らせ喘ぎながら言われるままに腰を揺さぶった。
無数の爆音が闇の中で共鳴する──
孔を開けた空吹かしのエンジン音が耳を裂くように辺りの空気を震わせていた。
「晴樹はどこいった?」
サラリとした髪を海風に靡かせ綺麗な顔を晒す。男なのに美人って言葉が妙にハマる。
鬼頭 貴志──
ここらでは名を馳せる喧嘩チーム“デスナイツ”の副総長。
貴志はたむろしていたチームのメンバーに晴樹の居場所を尋ねていた。
メンバーは湾岸線沿いの空き地の隅に停められた黒い改造車を指差した。
「なんだ、最中か!?…んじゃ邪魔できねえな」
貴志は呟いていた──
車体はぐらぐらと揺れ動く。
中では熱すぎる呼吸が車内の温度を上げていた。
「──……っ…聡美、もっと腰振れよ」
「ああっ」
上に乗せた女を下から突き上げる。聡美は身を捩らせ喘ぎながら言われるままに腰を揺さぶった。