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もしもシリーズ〜自作品のキャラ達のラブシーン満載。
第3章 イケナイ調教師(天地シリーズ)
ロイドは熱すぎる溜め息を吐いた。
鼓動が昂まり胸が苦しい。
アルのシットリとした肌を感じながら眉根を寄せる。
ハアッ――
堪らないっ
アルの中の熱いひだがロイドの逞しい自身にやわやわと絡み付き切なく締め付ける。
ロイドはその圧に、くっと唇を食い縛った。
気を抜くと全てを拐われそうになる。
快楽の果て――
心を奪い去った上に、躰までも虜にしてしまうアルに悔しささえ覚えてしまう。
「アルっ…頼むから少しは手加減してくれよ」
熱い吐息交じりにそんな弱音をつい吐いてしまう。
ロイドは胸の疼きの苦しさを訴えるように、アルの柔らかな胸にコツンと額を預けた。
少しでも動くと自分の方が先に果ててしまう。
でも目の前の愛しい人は激しい律動をせがむように身悶えた表情を浮かべる。
「ロイドっ…もっと…」
「――っ! アルッ…」
ロイドはアルを強く抱きしめた。
広い肩。男らしいロイドの腕がアルの躰を折れそうなほどに包み込む。
熱いロイドの背中にアルの細腕が絡みつくように回されるとロイドはまたゆったりと腰を揺らした。