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もしもシリーズ〜自作品のキャラ達のラブシーン満載。
第5章 微熱の一夜…(灼熱の砂丘)
「あ…っ…」
小さく溢れる喘ぎに導かれるように愛美は腕がアサドの肩に回っていく──
我慢できない──
そんなことを口にしたらはしたない娘だと思われるだろうか──
愛美は唇から漏れる声を堪えるように唇を噛み顔を歪めた。
「もう我慢できないか──」
アサドの問い掛けに愛美は恥ずかし気に赤い顔を背けた。
アサドはその表情を合図に愛美を軽く抱き上げた。
甲板の真ん中にある螺旋の階段を降りてプライベートルームにアサドは愛美を連れていく──
所々にあるポールを避けながら大きなベットの前に辿り着くとアサドはその上に愛美を横たわらせた。
円形のベットの中心には低い天井に伸びる金色のポールがある。
船体が揺れたときに掴まれる補助としてのポールが船の中のあちこちに設置されていた。
アサドは寝かせた愛美の上に覆い被さると蝶ネクタイを外し襟元のボタンを緩める。
仕草一つ、何をしてもセクシーな男だ──
緩めた襟元の白いシャツからは茶褐色の色っぽい肌が露に晒されていた。