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第2章 VSいじめ

「もう許して！ 許して！！」

「土下座したら許してあげましょう」

ガキどもは言う通りにし、頭を地面に擦り付けて土下座する。

「ごめん！ もういじめない！ ごめんなさい！ だからもう許して！！」

しかし少年はにやにやと笑い、吐き捨てる。

「嫌だね」

「……えっ？」

「お前らのやってきた事……果たしてそれはごめんで済まされるのか？ 私はそうは思わない」

ガキどもは泣き出しそうな目で少年を見つめている。

「それに……私をいじめたのは仕打ちを受ける覚悟があったから行ったわけであろう？」

「そ、それは……「犯罪なのだよ、貴様らが行った所為は。罪は犯したが罰は嫌だ。通らないだろう、いくらなんでもそれは……！」

少年はガキどもを殺す勢いで襲い掛かった。

「やめてぇぇぇぇえええ！！」



こうしてガキどもは五体不満足になった。

やり過ぎ？

いや、いじめという罪に似合った罰なのである。