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従妹と、離れで過ごす夏
第1章 親戚の家に行け、とな?
「おーい、おーい、気をつけろー」
「よっしゃー」
閑静な住宅街の夕方4時ごろ、気温は35度を超えている中、響き渡る男たちの声。
一軒の住宅敷地内に、引っ越しトラックから大きな荷物が、運び込まれようとしていた。
それは、組み立て式のベッドだった。
分解されていたとはいえ、元がベッドだけに、部品も大きい。
男たちは、それらを住宅の母屋の一室に運び込むと、さっそく組み立てを始めた。
しかし。
「ちょっと、ご主人!」
この家の主人を呼ぶ声が。
「組み立てたのはいいけど、この部屋いっぱいいっぱいになっちまって、入り口の引き戸が開閉できないですよ」
主人が、困り顔。
すると、横から、背のちっちゃい中学生くらいの女の子が
「引っ越し屋さん、それ、こっちに運んでください」
女の子の指示に従って、男たちは、ベッドを解体し、部品を別の場所へと移動させた。
そこは。
この住宅の庭にある、離れだった。
離れは、かなり昔からあるようで、木造平屋建て。2室。
ただ、台所、便所、お風呂もあり、事実上の別棟住宅と言ってよかった。
入り口のドアもしっかりと施錠可能で、防犯上も問題ない。
「え?お嬢ちゃん、ここに入れていいんですかい?」
男が、けげんな顔。
それもそのはず、こちらはさらにいっぱいいっぱいだった。その部屋には、運ばれてきたベッドと同じ大きさのセミダブルベッドがすでに1台、置かれていたからだ。
「このベッドに、くっつけて置いてください。そうすれば、引き戸が開閉できるから」
男たちは納得顔で、その通りにした。
やがて、離れのその部屋には、2台のセミダブルベッドが完全に密着状態でセッティングされた。
マットレスは離して置かれたのだが、引っ越し屋が出て行った後、女の子がそのマットレス同士を密着状態に置き直していた。
この作業が終わると、5時半になっていた。
そして、6時、この家に、大学生くらいの男子が、到着した。
「よっしゃー」
閑静な住宅街の夕方4時ごろ、気温は35度を超えている中、響き渡る男たちの声。
一軒の住宅敷地内に、引っ越しトラックから大きな荷物が、運び込まれようとしていた。
それは、組み立て式のベッドだった。
分解されていたとはいえ、元がベッドだけに、部品も大きい。
男たちは、それらを住宅の母屋の一室に運び込むと、さっそく組み立てを始めた。
しかし。
「ちょっと、ご主人!」
この家の主人を呼ぶ声が。
「組み立てたのはいいけど、この部屋いっぱいいっぱいになっちまって、入り口の引き戸が開閉できないですよ」
主人が、困り顔。
すると、横から、背のちっちゃい中学生くらいの女の子が
「引っ越し屋さん、それ、こっちに運んでください」
女の子の指示に従って、男たちは、ベッドを解体し、部品を別の場所へと移動させた。
そこは。
この住宅の庭にある、離れだった。
離れは、かなり昔からあるようで、木造平屋建て。2室。
ただ、台所、便所、お風呂もあり、事実上の別棟住宅と言ってよかった。
入り口のドアもしっかりと施錠可能で、防犯上も問題ない。
「え?お嬢ちゃん、ここに入れていいんですかい?」
男が、けげんな顔。
それもそのはず、こちらはさらにいっぱいいっぱいだった。その部屋には、運ばれてきたベッドと同じ大きさのセミダブルベッドがすでに1台、置かれていたからだ。
「このベッドに、くっつけて置いてください。そうすれば、引き戸が開閉できるから」
男たちは納得顔で、その通りにした。
やがて、離れのその部屋には、2台のセミダブルベッドが完全に密着状態でセッティングされた。
マットレスは離して置かれたのだが、引っ越し屋が出て行った後、女の子がそのマットレス同士を密着状態に置き直していた。
この作業が終わると、5時半になっていた。
そして、6時、この家に、大学生くらいの男子が、到着した。