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またいつか貴方と
第10章 高校3年生






指がじわじわと動いて胎内に入ってきたその時
救世主と言えばいいのか
邪魔者と言えばいいのかよくわからない人が
私たちの前にいきなり現れた。


『聡ー悪ぃんだけど来週の土曜…』

「「............」」


え?何でここにいるの?
バカなのかこの人…



「きゃぁーーーーーーーーーーー!!」



私が叫ぶと同時に聡くんは
私を庇うようにしてのしかかってきた。

すると耳元で
「邪魔が入った。まだ続ける?」

私はふるふると首を横に振ると
聡くんはまた嬉しそうに囁く。


「いい感じだったのに。
でも、このままじゃ終わんねぇから。
後でまた続きしような。」


すると指をすんなり抜いてくれればいいのに
一度指をバラバラと動かして
私の内壁を刺激して抜いた。

「んっぁん…」


声でちゃったじゃん...。
でも抜かれると寂しさがこみ上げてくる。
イッてないからだろう。

聡くんは私のこの姿が見えないように
布団をかけてあの人に近づいた。






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