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第10章 高校3年生

『悪ぃな．．．』

「綾人ーノックして入れよ。
お前妹の痴態見てどうすんのよ。」

『．．．だから悪かった。
沙綾もすまん。でも見えてないから』

「お兄ちゃんのバカ…」



するとお兄ちゃんは聡くんに
要件を話し始めた。


「「合コン？」」

聡くんは、は？って感じだし
私は何で合コン？しかも女いる人誘うなよ…と
呆れていると。


『マジ頼むよー。
盛り上がったら二次会とかするけど
普通に一次会で帰っていいから』



ん？この兄は頭ポンコツだと思っちゃった。
何かもう参加予定で話を進めてる。


「お兄ちゃん。ちょっと待って。
帰る段階とか今話してるけど何で？
何で聡くんは参加予定で話してるの？」

するとお兄ちゃんは
『沙綾も許可してくれよ。
マジで参加できるやついなくて…』


すると聡くんがお兄ちゃんに向かって真剣に
話を始めたからお兄ちゃんも焦ってしまった。