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またいつか貴方と
第13章 二人の決意
お母さんと二人きりになったリビング
お母さんはびっくりしたけど
家族はいいものよ?って嬉しそう。
「お母さんごめんね。
高校ちゃんと卒業できなくて。」
『何言ってるの!!
悪阻はないの?ないなら夏休み前までは
学校に行きなさい。
最後の思い出作りになさい。』
お母さんには頭が上がらない。
「ありがとう。」と伝えて
部屋に戻ることにした。
次の日の朝には大変な騒ぎになるだろうなと
想像しながら寝ることにした。
聡くんからLINEが入る。
【母さんも姉貴も大喜び!
親父には電話したら仕事頑張れだって!】
聡くんの家族は喜んでくれた。
お父さんは明日になると許してくれてるかな。
不安になりながらも明日のの事が
気になって眠ることが出来なかった。
そして翌朝お父さんと顔を合わせると
何も会話がなかったから落ち込んでいると
仕事に行くお父さんが一言
『病院気を付けて行ってきなさい。』
涙が出そうなくらい嬉しかった。