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またいつか貴方と
第14章 急なお別れ
痛いっ!!!!
動けないしお腹が痛い。
蹲っていると亜里沙が来て
『沙綾かえ…?
沙綾!!?大丈夫?って血が...』
「亜里沙…お腹…痛いッ」
亜里沙は何かを察したのか
『誰か保健の先生呼んできて。
あと救急車ーーー』
「聡くん…助けて...」
そこからの記憶はない。
起きた時には真っ白な天井が現れた。
「沙綾。大丈夫か?」
聡くんの声ではっきりした。
「聡くん。ここ、どこ?」
「病院。まだゆっくりしとけよ。」
何か違和感がある。何だろ。
少しするとお母さんが入ってきた。
『沙綾...大丈夫?』
「うん。」
「おばさん。俺から話すんで。」
???
するとお母さんは部屋から出ていってしまった。
そして聡くんと二人になる。
「沙綾、今日学校であった事覚えてる?」
「うん。」
「その事が原因で...
流産…しちゃったんだ。」