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またいつか貴方と
第14章 急なお別れ



嘘...

せっかく二人で産んで育てて行こうって決めたのに
流産って。

もうお腹に居ないってことだよね。


嫌だよ...
何で。



「嫌...
嫌だ!!
いやーーーーーー」



聡くんは私が暴れても
優しく抱きしめてくれた。


「沙綾。大丈夫だから。
また戻ってきてくれるから。」

「あの子が。あの子が私を突き飛ばしたから
赤ちゃん居なくなっちゃった。」

「確かにそれが原因だろうって。
だけどまたちゃんといつか戻ってくるから」



やっぱりあの子のせいだったんだ。

もう...
絶対許せない。



私はしばらく泣くことしかできなかった。

それから数時間後の夜
家に帰っていいと言われて聡くんの車で帰ってきた。
けど一人になりたくなくて
聡くんの家に泊まることにした。


週末は聡くんとずっと一緒に過ごして
その次の週は学校を休んだ。


学校に行くのも嫌だったけど
毎日亜里沙からLINEが来ていたから
頑張って行くことにした。




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