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またいつか貴方と
第15章 癒しの海



しゃがみこむと同時に

ぷーーーーーーーーーー
ぱーーーーーーーーーん

2種類のクラクションの音が響いた。


ぷーーとなったのは手前の車から
パーンとなったのは聡くんの車からだった。


しゃがみこんでる私に亜里沙は駆け寄ってくる。
そして反対車線にハザードを付けて聡くんが
車を停め駆け寄ってくれる。

「沙綾!!大丈夫?」

「うん!大丈夫」

すると聡くんの顔つきが変わってある人物を追いかけた。
それはあの女。

聡くんがその女の腕を持って学校前まで戻ってくる。
『ちょっと!痛いを何すんのよ』と怒っている。

「お前わざとぶつかってんだろ?」

怒っている聡くんら止められない。
だから私は黙ってることに決めた。

『は?言いがかりも大概にして。』

「ぶつかってしまったなら普通謝る。
それをしてないお前はわざとぶつかったしか
思えねぇだろ。」

『は?意味分かんない。』

「お前一年だろ。そこ動くなよ。」


聡くんはスマホを取り出し電話を始めた。




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