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またいつか貴方と
第15章 癒しの海
「すげぇ山盛りだな。
無理だったら俺食うから残しなよ。」
うん。これはお願いしなきゃいけないと思う。
だってホントにコントみたいに山盛りなんだもん。
半分ちょっとは頑張ったけど
無理だったから聡くんにお願いした。
あっという間にペロリと食べてしまった。
やっぱり男の人はすごいなって思う瞬間だった。
そして学校について職員室へ行くと
隣の会議室に通された。
まだあの人は来ていなかった。
そして約束の時間になっても来ない。
聡くんはイライラしながら
「おい。連絡したのか?
5分だけ待ってやる。
それで来なかったら警察に行く。」
聡くんのイライラを抑えてあげたい。
だから手を握ってiPhoneを開いた。
【怒っちゃダメ。
早く帰って仲良ししよ?】
蛇みたいに鋭い目がその瞬間
優しい目に変わった。
うん。よしよしと心の中で思った。
すると会議室のドアがノックされた。
「山本さん来ました。」