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またいつか貴方と
第2章 始まり



彼は脱いで見せようとしてくれたけど
海は暗くてよく見えなかった。


「聡くん…見えない」
笑いながら言うと携帯で照らしたら?
と言われたので携帯のライトを付けてみた。






.........
......




タトゥーくらいを想像していた。

でもそこには想像していなかった
和柄でいかつい刺青が…


桜が咲いている前に大きな龍


背中だけだと思っていたのに
腕や太ももにもあり
虎や蛇、足は鶴と亀



「い、痛かった?」

『めちゃくちゃ痛かった。しかも結構な範囲
入れるから翌日熱出てぶっ倒れる。』



どうしてそこまでして自分の体を傷つけるの?
しなくてもいい事なのに...



「もうしないでね。」

『もうしない。ってかできねぇよ。
流石にこれ以上は学校にバレる。』


聡くんは静かに話してくれた。


『これ、沙綾の家庭教師してた時に
お前が男の話してて腹たって。
どうしようもないって分かったら
どうでもよくなって入れたんだよ。
お前に気持ち伝えるまで入れ続けるって
思いながらやってたからな。』



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