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またいつか貴方と
第2章 始まり
「そういえばあの男の人は?」
『あ、それ旦那だろ。去年結婚したぞ?』
嘘ー!!!そんなおめでたい事聞いてない。
聡くんもイケメンだけど
お姉さんの蛍子ちゃんも綺麗な人。
「人間って不公平だよね。
蛍子ちゃんや聡くん達兄妹はみんな美形なのに
うちの兄弟は普通ーの顔。」
『俺はお前の顔好き。
ずっと見れるな。
あっ写真撮って待受にするか。
そしたら毎日見れる。』
聡くんそんなことするんだ。
意外だな。クールだとばっかり思ってたのに。
「そうだ。帰ったらプール行きたい。」
聡くんに頬擦りしながら言うと
渋い顔をして謝ってきた。
『悪い。俺プールとか海とか行けない』
「そうなの?潔癖だったっけ?」
『…違う。俺らの学校プール自体ないじゃん?
だから授業ないの知っててタトゥー入ってんの。
だからプールも海も温泉も行けない』
そっか。でも見てみたいと言うと
恥ずかしそうに来ていたシャツとタンクトップを脱いだ