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またいつか貴方と
第17章 ジメジメの梅雨
「やだーーー!もう最悪...」
教室から沙綾の沈んだ声が廊下まで響く。
そこでいつも登場するのは亜里沙。
『うるさいな!静かにしな。』
「だって。亜里沙はいいよ。ストレートだし。
私は雨の日クネクネになるの。」
『天パなのね。』
「天パじゃないし!くせっ毛なだけ。」
『はいはい。そーだねー』
「何その棒読み...」
いつもこんな会話になる。
梅雨入りし雨の日が続いているため
私のテンションはダダ下がりなの。
雨だから海には行けないし。
聡くんとデートしてもショッピングモール行ったり
カラオケ行ったり家でDVD鑑賞したり…
「もうつまんないー!!!
亜里沙は直人くんと何してるの?」
『んー。カフェ行ったり猫カフェ行ったり
美味しいパンケーキ食べに行ったり…
って今思えば食べてばっかじゃん…
最近デニムがちょっときつくて。』
あーー@*&#☆~%
リア充じゃんか。ふん!!!