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またいつか貴方と
第17章 ジメジメの梅雨




『ほら。先輩はクルマあるんだし
雨でもお出かけすればいいじゃん?』


亜里沙は不思議そうに聞いてくる。
私らなら出かけまくる!って。

でも、ほら聡くんはお仕事してるし
結構気を張って仕事してるから
休みの時は無理して欲しくない。

だからどこかに行こうとか
なかなか言い出せなくて最近楽しくない。

「でも…聡くん疲れてそうだし。」

『先輩が疲れてるから行きたくないって言ったの?』


ううん。聡くんはそんな事絶対に言わない。
むしろ今でも隣の県まで〇〇食べに行こうとか
ちょっとあそこまで行こうとか誘ってくれる。

けど無理させて嫌われたくないから
疲れてるからゆっくりしよう?って言っちゃっう。


『沙綾はさ、先輩に気をつかいすぎ。
雨でもたまにはおでかけしたら?』

「でも…ほら外国の人と電話したり
メールしたりするのも疲れるじゃん。
だからねーーー」


すると頭の上から紙がヒラヒラと落ちてきた。
それも4枚も...






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