この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
またいつか貴方と
第17章 ジメジメの梅雨
「BBQもいいけどテストを頑張りましょう」
この意地悪な目は何かしら条件付きで
提案してきそうだな…
「沙綾がテスト頑張って補習なし!
ってなったら前もって教えてやるよ。」
「な、何を…?」
「旅行先。計画中って言ってたろ?」
!!!それは!!!!!
絶対前もって教えてもらわないと
持っていくものも変わってきちゃうし。
「頑張りまーす」
「ホントかよ…」
そんな聡くんのツッコミを受けた時
私のスマホが鳴った。
「あっ、亜里沙からLINEだ。」
【来週末土曜日はバイトないって。
先輩はどうだった?】
【よっし!!聡くんも大丈夫(*^ω^*)】
【よかったね。じゃ\(^^)/】
え?もう終わり?
私は亜里沙にあのねー今日ね…って
話そうと思ったけど辞めた。
じゃ。って亜里沙は送ってくると
どんなに送っても返してくれない。
緊急のLINE以外既読すら付かなくなる。