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またいつか貴方と
第18章 運命のテスト



あれこら綾乃はまだお母さんと
ちゃんと話そうとしない。
それどころか夜遅くに帰ってきて
朝ごはんも食べずに学校へ
行っているらしい。

『まだ学校行ってくれてるだけいいか。』

お母さん疲れてるな…
あっ、そうだ。
全国的にも有名なあの温泉
新しいお湯がオープンしたから
連れてってあげよう。
ついでに一泊にしてお父さんと行ってもらおう。


8月はお母さんの誕生日だから
少し早めの誕生日プレゼントってことで。


そうとなったら電話してみなきゃ。




『...かしこまりました。
ではご来店お待ちしておりますね。』


取れた。お父さんもだから土曜日の夜一泊に。


リビングのソファーに座り頭を抱えるお母さん。
私はそっと横に座った。


「お母さん。疲れてるでしょ?
あのね、お父さんと温泉の〇〇の湯
オープンしたの知ってる?
ご飯もおいしいらしいから
お父さんと行って一泊して
ゆっくりしてきてよ。」


お母さんは目を見開く。




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