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またいつか貴方と
第18章 運命のテスト
『沙綾…だってそんな事してもらわなくても
大丈夫なのよ。』
「お母さん寝れてないでしょ?
綾乃が毎晩遅いから心配だし
朝も早くに出ていくのに
朝ごはんなんて作る必要なんてないよ。
帰りも夜遅くまで待ってるでしょ?」
お母さんはやっぱり母親だからと。
綾乃が心配なのよ。って。
私からすればやっぱり娘だから。
お母さんが心配なの。ってこと。
「ちょっと早い誕生日プレゼントね。
お父さんも口下手だからアレだけど
本当はお母さんの事心配してると思うよ。」
お母さんは苦笑いしながら
そうかもね。って。
ほらやっぱり何かしらのアクションは
あったみたいだ。
ご飯はちゃんと食べてるけど
明らかに睡眠が足りてない。
だからたまにはね!
お母さんはありがとう。と
少し目に涙を浮かべながらそう言った。
よし。今週末お母さん達がいないうちに
綾乃と決着をつけてやる。
フンっと意気込んでるとLINEが鳴る。
聡くんからだ!!