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またいつか貴方と
第18章 運命のテスト
ホントに海好きだよな。
まー、与論島はこっちの海とは比べ物になんねぇよ。
って自慢げに話す。
「お兄ちゃん言ったことないじゃん。」
『なんとも偶然があるんだな。
蘭は与論島出身だからな。』
なんてミラクル!
あの蘭さんが与論島出身とは
驚きを隠せない。
でも嫌な予感がするのは私だけだろうか…
それともこれはまだ夢なんだろうか。
『お盆休みに蘭と与論島行って
ご両親に挨拶するんだよ。』
おめでたい事だ。
でもまさかだよね。
『まとめた方が安いからお前らも飛行機な。』
そう来たのか!!!
こういう時にはどうすればいいのかわからない。
「ありがとう」
『何が?』
「だってまとめるってことはお兄ちゃんが
出してくれるんだよね。」
『は?バカじゃん。
お前らのは聡が出すだろ。
俺は自分と蘭のしか出さねぇよ。』
神様お願いします!
せめて行き帰りの飛行機だけ同じで
あとは会いませんように...