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またいつか貴方と
第18章 運命のテスト
不安で仕方なかった。
何してるかもどこにいるかも分からない
そんな状態が何ヶ月も続いた。
不安にならないわけがない。
でも私には家族がいた。
亜里沙もいたし、あの時は道隆さんもいた。
周りに支えてくれた人がいる。
「家族や友達が支えてくれてたの。
だから乗り越えられたのかも。
綾乃は北海道行ってもし彼が突然居なくなったら?
転勤だけもこっちに戻ることになったら
綾乃は高校卒業するまで向こうで一人だよ?」
『分かってるよ...
だから今悩んでるんじゃん。
もし別れちゃったらとか変に考えちゃうの!』
綾乃も不安なんだ。
私も綾乃が壊れないか不安だ。
「綾乃。こっちの高校行って彼を待ってあげよ。
ほら夏休みとか大きな休みとかに
北海道行けばいいじゃん。
お姉ちゃんも北海道行きたいから
一緒に行ってあげる。
こっちの高校生きながら遠距離して
もしダメになってもお姉ちゃん愚痴聞いてあがるし
力になれることは頑張るから。」