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またいつか貴方と
第3章 ぬくもり
翌日私はお気に入りのワンピを着て
聡くんの家に行った。
徒歩15秒という近さ
ドキドキしながらインターホンを押すと
元気な声ではーーーいと。
『あら?沙綾ちゃん久しぶり!
どうしたの?』
「お久しぶりです。あの…」
「母さん邪魔。沙綾あがって。」
「お、お邪魔します」
『待ってー!もしかして!
もしかしちゃう?♡』
お母さん若いなー。いつも明るいし
キラキラした目で見られても…
「ホントにうるさいよ。
とりあえず沙綾と付き合う事になった。
沙綾おいで。」
お母さんはキラキラさせている目をむけた。
「あの、よろしくお願いします!」
すると背中をバンッと叩かれた。
『なに他人行儀な!!
やっと聡と沙綾ちゃんがーーーー!
今日はお赤飯にしなきゃー。
あっ、パパに連絡しようかしら』
聡くんのお母さんは独り言を言いながら
キッチンへ消えて行った。
私と聡くんは苦笑い...
それから聡くんに手を引かれて部屋へ行った。