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またいつか貴方と
第21章 夏休み
『やってくれるわね、あのクソ親。』
うーわ、怒ってるよ…
こういう時はそっとしておこう。
『直人にも悪いことしちゃった。』
「直人くんは話せば分かってくれるよ。」
『だといいんだけど...』
だから私はLINEで直人くんを呼び出す。
コンビニの車の中だったから
直人くんが来たらどこかに移動しよう。
聡くんと相談して早苗さんのカフェに行くことにした。
しばらくして直人くんが車に乗り込んできた。
『亜里沙!!!平気か?』
ほらね。直人くんは怒ってないよ。
『直人ごめんね...ッ』
『泣くなよ。大丈夫だから。
ちゃんと話してくれる?』
うんうん。と頷く亜里沙を見て聡くんが
早苗さんのカフェに向かった。
お店に着くなり聡くんはアイスコーヒーを頼み
私達もロイヤルミルクティーを頼んだ。
そして亜里沙が今日のことを謝ってきた。
『沙綾と先輩。迷惑かけてごめんなさい。』