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またいつか貴方と
第21章 夏休み



「俺は何もしてないよ。」

「私も謝ってもらうようなことしてないから。」


亜里沙は首を横に振り
すべては自分の責任なのに。って。


『直人…ごめんね…』

『大体のことは聞いたよ。
別に今御両親に認めてもらえなくても
いつか認めてもらえるように努力するから。
今度ちゃんと話に行くよ。』


直人くんは自分はどこかの御曹司ではないけど
さっきのやつみたいなのに亜里沙を
奪われるのは嫌だから、ちゃんと
したいとは思ってる。と言い
亜里沙に無理するなって笑っていた。

見ていて思った。
この二人なら大丈夫だろうと。

「あのさ、亜里沙ちゃんは直人くんと
ずっと居たいって思うんだろ。
そしたら喧嘩してでも親にはちゃんと話して
反対されてもちゃんと逃げずに話すんだよ?」

聡くんはやっぱり大人だ。
一つしか年は変わらないのにしっかりしている。

「じゃ、今日もここで飯食って帰るか。」

今日も聡くんの奢りでご飯を食べる事になった。



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